スタッフブログ

スタッフの日常や病院からのお知らせなどを書いていきます。

抱っこ

こんにちは。獣医師の鈴木です。
『あなたは、犬派?猫派?』 この質問は、みなさん1回は質問したり、されたりした経験があると思います。
ちなみに、私はどちらかというと・・・猫派です!我が家にも、愛猫が3匹おります。猫派の方も、そうでない方も、猫ちゃんを抱っこしようとしたとき、嫌がられた経験はありませんか?
もしかしたら、その原因は、これからお話させていただくことにあるかもしれません。ご興味のあるかたは、ぜひ読んでみてください!

☆抱っこの際に、猫の体が安定していない
猫は、体が宙に浮いているような不安定な抱っこを嫌います。そのため、赤ちゃんやこどもが好む『高い高い』は基本的に苦手です。抱っこの際は、必ずお尻を手や腕で支えて、安定させてあげるようにしましょう。

☆抱っこが嫌なことに直結する
抱っこのあとの行動が猫にとって嫌なことであると、猫はだんだん学習し、抱っこを嫌がる傾向にあります。例えば、抱っこのあと、動物病院へ行く、投薬される、シャンプーされるなど。これら以外のときにも、抱っこをする習慣をつけ、ご褒美をあげたりし、抱っこが好きな事と直結するように変えていきましょう。

☆落ちた経験がある
抱っこの仕方が悪いと、誤って猫を落としてしまうことがあります。もし過去にそのような経験がある場合は、そのことがトラウマになっている可能性があります。このような場合は上記の方法で少しずつ慣らしてあげましょう。

☆無理矢理抱っこしようとする
抱っこ好きでない猫の場合、猫は自ら抱っこを催促することはあまりありませんから、強引に抱っこすることもありますよね。ただ、自由気ままな猫にとって、無理やり何かをされるのは気に入らないもの。いきなり抱っこするのではなく、猫が甘えたいそぶりを見せてよってきたときなどに抱っこしてあげましょう。

☆嫌なニオイがする
タバコや香水のにおいなど、その猫にとって嫌なニオイのするひとの抱っこは拒否する傾向にあります。できるだけ、それらの利用を避けつつ、猫の不快感を減らしてみるいいでしょう。

猫が抱っこを好むようになるには、非常に時間がかかりますし、根気も必要です。決して、無理に抱っこすることはなく、猫のペースに合わせて焦らずゆっくりと練習してみてくださいね。

白内障について

獣医師の三好です。今回は,白内障についてお話させて頂きます。
白内障とは、加齢性、若年性、先天的(生まれつきの要因)、糖尿病、外傷、薬物、放射線など様々な原因により、眼の中の水晶体(レンズ)が白く濁ることによって視力を失う疾患です。
また、白内障が原因で、ブドウ膜炎(眼球内の炎症)、網膜剥離、緑内障を発症することで二次的に視力を失う事もあります。
しかし、白内障は早期に診断し手術することで視力が回復し、ブドウ膜炎などの合併症を予防する事が可能なケースを多く経験します。
当院では、眼科手術用顕微鏡、超音波乳化吸引装置を使用し、手術適用例に対し積極的に白内障手術をおこなっています。白内障手術は、手術が適用か否かを術前に見極める検査が重要となります。手術が不適用となる状態に手術することのメリットは全くないことから、手術をするメリットがある状態なのかどうかを術前に詳しく検査させていただきます。
ご不明な点、興味がある方はスタッフまでお尋ね下さい。